人材活用がテーマのセミナー 採用や人材定着について講演

企業の人材不足の解決につなげてもらおうと、人材の活用をテーマにしたセミナーが高松市で開かれ、テーマパークの元人事担当者が、採用のミスマッチや人材の流出を防ぐ方法などについて講演しました。

このセミナーは、四国経済産業局が開催し、四国4県の中小企業の経営者や採用担当者などオンライン参加を含めてあわせておよそ70人が参加しました。

大阪にあるテーマパーク、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で、従業員およそ9000人の採用や人材育成などに携わった、人材開発コンサルタントの梅原千草さんが講師を務め、採用や人材の定着について講演しました。

この中で梅原さんは、週休3日やリモート勤務といった働き方の流行にとらわれずに、会社が求める人材について方針を明確に定めて、社内で働く人や働くことを希望する人が共通したイメージを持つことが大切だと述べました。

そのうえで、報酬や評価、配置転換といった人事制度が会社の方針と矛盾しないように柔軟に変えていくことが、採用のミスマッチや離職を防ぐことにつながるなどと指摘しました。

セミナーに参加した精密部品を製造する会社の採用担当者は「どうすれば人材が定着し、働く人のモチベーションが上がるのか、ヒントをもらったので活用していきたい」と話していました。