さぬきうどん海外輸出拡大へ 製麺事業者が資格取得の講習会

さぬきうどんの海外輸出拡大を図ろうと、県内の製麺事業者などがアメリカへの輸出に必要な資格を取得する講習会が高松市で開かれました。

この講習会は、アメリカ向けにさぬきうどんの輸出を検討している製麺事業者などに、食品輸出に必要なPCQIと呼ばれる資格を取得してもらおうと、香川県が開きました。

講習会には県内の製麺事業者の担当者など10人が参加し、4日間の日程で食品の衛生管理について学びます。

この中で講師は、食品が触れる場所については、製造する前や作業を中断した後に洗浄と消毒を行うことや、食品と洗剤の置き場所が近くならないよう注意することなどを説明し、参加者たちはメモを取ったり、質問したりしていました。

県内の企業では、ことしはじめごろからアメリカの9つの都市のスーパーで冷凍したさぬきうどんの試験的な販売を始めていて、県は製麺事業者への支援を通じてさぬきうどんの輸出拡大を図ることにしています。

香川県農業生産流通課の古市幸司課長補佐は「アメリカ向けのテスト輸出では現地の消費者から好評を得ている。こだわりのおいしいうどんをアメリカで召し上がってもらえるよう、行政や商社、それに事業者と連携して輸出拡大を進めたい」と話していました。