JR四国などが建設 分譲マンション竣工の記念式典

高松市中心部にJR四国などが建設した分譲マンションが竣工し、25日、記念の式典が開かれました。
厳しい経営が続くJR四国は、ホテルや不動産など鉄道以外の事業で収益の拡大を進めています。

JR四国は、阪急阪神不動産と共同で高松市中心部の常磐町商店街沿いに分譲マンションを建設しました。

26日から入居が始まるのを前に、関係者らが集まって記念の式典を行いました。

このマンションは、18階建てで広さ70平方メートル余りの3LDKなど10種類の部屋があわせて98戸あり、販売価格帯は2000万円台から8000万円台です。

マンションの1階部分には医療関係の店舗が入る予定です。

厳しい経営が続くJR四国は、不動産やホテルなどの鉄道以外の収益、いわゆる非鉄道事業での売り上げ拡大を目指していて、JR四国が建設に関係する分譲マンションは6棟目です。

JR四国は、昨年度のグループ全体の決算の鉄道以外の事業の売り上げが5割余りだったのを2030年度には6割以上にし、鉄道以外を主力の事業にすることを目指しています。

JR四国の平田成正事業開発本部長は「2030年の経営自立を目指すためには駅ビル・不動産事業は重要なので、今後も需要のあるところで分譲マンションの建設を進めたい」と話していました。