障害ある人を対象にした就職面接会 宇多津町

9月の「障害者雇用支援月間」にあわせて、障害がある人を対象にした就職面接会が宇多津町で開かれました。

この面接会は、丸亀と坂出のハローワークが合同で開き、県内企業など23社と障害のある人72人が参加しました。

参加者は、企業のブースを訪れて担当者から説明を聞いたり、業務内容などを質問したりしていました。

参加した女性は「自分の適性を少しずつ見つけながら無理なく働ける職場を見つけたいと思います」と話していました。

また、県内では精神障害者の雇用が進んでいないことから、就職面接会に先立って企業を対象に精神障害などについてのセミナーも開かれました。

香川労働局によりますと、県内の民間企業の障害者の雇用率は、去年6月1日の時点で2.16%で、全国では下から2番目の46位です。

民間企業の障害者の法定雇用率は、来年4月には2.5%に引き上げられます。

企業の担当者は「法定雇用率は達成しているが近い将来引き上げられるので、少しでも早く障害者の人に接触する機会を持ちたいと参加しました。いろいろな個性を持っている人が幅広く仕事ができるように意識してやっていきたい」と話していました。

ハローワーク丸亀の金澤佐奈江統括職業指導官は「障害者を企業の戦力として雇い入れてもらい、1人でも多くのマッチングができればいい」と話していました。