観音寺市議会 議長への不信任案可決 クールビズの言動めぐり

31日に開会した観音寺市の定例市議会で、クールビズに関する言動を巡って篠原和代議長に対する不信任決議案が提出され、賛成多数で可決されました。

31日に開かれた観音寺市の定例市議会で、議員から篠原和代議長に対し、クールビズを推奨しながらネクタイ着用を求め、個人の自由を侵害し、議長の行動として不適格だなどとして不信任決議案が提出されました。

採決は、議会の定員20人のうち欠員3人と議長と副議長、欠席者のあわせて6人を除く14人で行われ、賛成8、反対6の賛成多数で可決されました。

議長の不信任決議案の可決に法的な拘束力はありません。

篠原議長はNHKの取材に対し「私の不徳の致すところで、議会や市民に混乱や迷惑、心配をかけたことについては厳粛に受け止めないといけないと思い、お詫び申し上げたい」と述べました。

その上で「ネクタイの着用を強要したわけでもないし、クールビズを否定する言い方をしたつもりもない。軽率な言動かもしれないが、そこまでだったのかなという印象だ」と述べました。

自身の進退についてはこれから考えたいとしています。