善通寺市がChatGPT活用し業務効率化を目指す実証実験

香川県善通寺市は文章などを自動的につくり出す生成AIの「ChatGPT」を活用して業務の効率化を目指そうと、30日から実証実験を始めました。

実証実験は善通寺市役所の8つの課で、東京のIT企業が開発したサービスを使って行われます。

このうち税務課では、業務に関する問い合わせに生成AIを利用し、相続放棄などについての質問に正しく回答できるか確認していました。

利用した職員は「細かいマニュアルが増え、それをどう継承していくかが悩みどころだったので、生成AIが回答してくれるようになったらいい」と話していました。

善通寺市では9月末まで実証実験を行い、有効な使いみちや課題などを探ることにしています。

善通寺市デジタル推進課の大喜多康彦係長は「生成AIは、業務の効率化や市民サービスの向上につながるとみているが、どの分野で活用できるか分からないところもあり、実証実験を通してどういう形であれば業務に役に立つのか検証していきたい」と話しています。