失業給付の面談を一部オンラインで ハローワーク高松

仕事を失った人が失業給付を受け取るために必要なハローワークでの面談などについて、一部をオンラインで行う取り組みが、高松市のハローワーク高松で始まっています。

失業給付を受け取るためには、最初に受給資格の認定を受けた後、その後も、原則として4週間に1度、ハローワークに出向いて面談し、失業状態が続いていることや求職活動を行っていることを報告する手続きが必要ですが、負担が大きいという声が上がっています。

このため、厚生労働省は、高松市を含む全国9か所のハローワークで7月から試験的に一部の手続きのオンライン化を進めています。

ハローワーク高松では、子育てや障害などで出向くことが難しい人に加え、再就職を目指して支援プログラムを受けている人を対象に、4週間に1度必要な面談や、失業認定の申告に必要な書類の提出をオンラインで行います。

8月18日時点で、オンラインの利用者として10人が登録していて、利用者やハローワークでの業務体制への影響を確認しながら、今年度末まで試験的に運用を続けることにしています。

ハローワーク高松の川田一哉所長は「利用者の利便性を1番に考えながら、ハローワークの業務もより効率的に運営できるようになればと考えています」と話していました。