「ことでん」また踏切の遮断機下りないまま列車が通過
19日夜、ことでん=高松琴平電気鉄道の高松市の踏切で、片側の遮断機が下りない状態のまま列車が通過しました。
ことでんでは、列車が踏切に進入した際に遮断機が下りなかった事案が相次いでいて、会社は原因を調べています。
19日午後8時20分ごろ、高松市円座町にあることでん琴平線の「円座踏切」で、南側の遮断機が下りないまま、上りと下りの列車あわせて2本が通過したということです。
ことでんによりますと、踏切で待っていた人からの連絡で分かったということで、当時、警報器は鳴っていて北側の遮断機は下りていたということです。
その後、自然に復旧し、電圧などに異常はなかったということです。
けが人はいませんでした。
遮断機は平成15年に製造されたもので、会社で定めた更新時期の25年には達していないということで、遮断機を交換し、原因を調べています。
ことでんでは、高松市内の別の踏切でも、ことし4月と7月に遮断機が下りない状態で列車が踏切に進入する事案が起きていて、6月、四国運輸局が「改善指示」を出しています。
ことでんは「県民や利用者にご迷惑やご心配をおかけし、申し訳なく思っております。遮断機が下りないことへの対策を検討したい」と話しています。