高校生が介護施設利用者と「竹あかり」作りで交流 三豊

三豊市の高校の生徒たちが市内にある高齢者の通所介護施設を訪れ、利用者といっしょに竹を使った灯ろうの「竹あかり」を作って交流しました。

31日は、三豊市にある県立笠田高校の1年生6人が、古民家を活用した小規模デイサービスセンター「うちん家」を訪れました。

生徒たちは、70代から80代の利用者6人と一緒に、のこぎりで竹を切ったり、ドリルで光が漏れる穴を開けたりして、竹あかりの製作に取り組みました。

はじめは慣れない作業に苦労する様子でしたが、利用者から作業のしかたを教わったり楽しく会話したりしてうち解けながら「竹あかり」を仕上げていきました。

笠田高校では、学校で開催する産直市で、この施設の利用者らが栽培した野菜を、利用者といっしょに販売する交流を続けていますが、生徒たちが施設を訪れたのは、今回が初めてです。

祖父母と同居しておらずふだん高齢者と接する機会があまりないという男子生徒は「お年寄りだからって距離があるわけじゃないし、友達と作業しているみたいに、気楽に話すことができてとても楽しかったです」と話していました。

また、利用者の80代の女性は、子どもの頃に兄の作業を手伝ったことを思い出したとしたうえで「楽しいです」と話していました。

完成した竹あかりは生徒たちが記念に持ち帰り、自宅に飾って楽しむということです。