小豆島町 旅客船の岸壁接触事故 船長に口頭注意

今月23日に小豆島町の港から出港しようとした旅客船が岸壁に接触した事故を受け、神戸運輸監理部は船長に対し口頭で注意し、安全な運航を徹底するよう求めました。

小豆島町にある坂手港では今月23日の午後3時半ごろ、「ジャンボフェリー」の運航する旅客船「あおい」が、出港する際に岸壁近くのブロックに接触しました。

船は5110トンあり、当時280人あまりが乗船していて、船体の後ろがへこんだものの、けがをした人や油が漏れだすなどの影響はありませんでした。

この事故で23日と24日には高松と小豆島、それに神戸を結ぶあわせて5便が欠航しました。

神戸運輸監理部は24日、船長のヒアリングなどを行った結果、船の後方のかじとりが甘くなっていたということで、操舵室と船の後方が連携して安全な運航を徹底するよう、船長に対し口頭で注意しました。

運航するジャンボフェリーは「利用されている方にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。原因を調査し、安全対策を進めていきます」としています。