猫の殺処分減少へ 高松市が不妊手術などの費用ネットで募る

高松市は殺処分される野良猫を減らそうと、繁殖を抑える不妊手術などの費用を募るクラウドファンディングを今月から始めています。

高松市によりますと、令和3年度に殺処分された猫は160匹で、全国の中核市の中でも高い水準となっていてこのうち野良猫は9割に上ります。

また、野良猫などに関する苦情が昨年度は1500件以上に上っていて、殺処分と市民生活への影響を少なくするためにも野良猫の繁殖を抑えることが課題となっています。

こうしたことから、高松市はふるさと納税の制度を使って、令和3年度から猫の不妊や去勢手術の費用の一部をクラウドファンディングで募る取り組みを行っていて、今年度の受け付けが今月から始まっています。

集めた寄付金は不妊や去勢手術の際、1匹当たり最大1万円を助成する事業に使うことにしていて、今年度は200匹の手術ができるよう200万円を募ることを目標にしているということです。

クラウドファンディングはことし9月末までふるさと納税の専用サイトで受け付けています。