多度津町の小学校で給食に金属片見つかる 児童にけがなし

12日、多度津町の小学校で提供された給食に、金属片が混入しているのが見つかりました。
食べる前だったため、児童にけがはありませんでした。

発表によりますと多度津町立豊原小学校の3年生のクラスで、12日の給食として提供された「夏野菜カレーライス」の中に、縦5ミリ、横9ミリ程度の薄い金属片が混ざっているのを配膳中の児童が見つけました。

このためこのクラスでは、カレーを食べるのを取りやめ、児童にけがなどはありませんでした。

また、ほかのクラスについても食べる際に注意するよう校内放送で呼びかけたということです。

この給食は、多度津町と善通寺市、それに琴平町が自治体をまたいで設立した「善通寺市・琴平町・多度津町学校給食センター」が提供したもので、12日は3つの市と町にある30の小中学校と幼稚園にあわせて5295食分が提供されましたが、ほかに異物が見つかったという報告はなかったということです。

給食センターは、給食を調理してから提供するまでの間に金属片が混入したとみて、詳しい原因を調べています。

この給食センターが提供した給食で、金属片などの危険異物の混入が確認されたのは運用が始まった令和元年8月以来、3回目です。

給食センターは、学期ごとに調理器具や機械の点検を行うなど対策をとってきたとしていますが、今後、納入された食品の検品や調理で使う機器の整備などを一層強化していくとしています。