香川大教授が再び懲戒処分 人格否定するメールを一斉送信など

香川大学は、法学部の50代の教授が上司や同僚の教員らの人格を否定するような内容のメールを学内に一斉送信したなどとして出勤停止1日の懲戒処分にしたと発表しました。この教授は、よく似た行為で去年7月にも処分を受けていて、大学は「再発防止に努めていく」としています。

処分されたのは、香川大学法学部の50代の男性教授です。

大学によりますと、教授は去年夏以降、上司や同僚の教員の人格を否定するような内容のメールを法学部のすべての教員や一部の事務職員に対して繰り返し送信したほか、上司を批判する内容の文書を本人の部屋の前に置くなどの行為を行ったということです。

大学は、こうした行為が上司や同僚の教員の人格をおとしめただけでなく、学部運営を著しく混乱させたとして、教授を6月27日付けで出勤停止1日の懲戒処分としました。

この教授は、去年7月にも同僚の教員らの研究内容を非難するメールを一斉送信したなどとして、戒告の懲戒処分を受けていました。

香川大学の筧善行学長は、「今回の事態を厳粛に受け止め、今後このようなことが起こらないようすべての教職員に対して、コンプライアンス研修の実施を徹底するなど再発防止に努めていきたい」とコメントしています。