善通寺市の居酒屋で食中毒 3日間の営業停止処分

今月15日、善通寺市の居酒屋で食事をした女性2人が下痢や腹痛などの症状を訴え、カンピロバクターが検出されたことなどから、中讃保健所は食中毒と断定し、この店を26日から3日間の営業停止処分にしました。

営業停止の処分を受けたのは、善通寺市上吉田町にある「酒肴屋 にこいち」です。

県によりますと、今月15日、この店を利用した20代の女性2人が2日後に下痢や腹痛などの症状を訴えました。

2人はいずれも症状は軽く、医療機関を受診しましたが、入院はしていないということです。

女性2人は、鳥刺しの盛り合わせや焼き鳥、それに鳥のタタキなどを食べたということで、共通した食事はこの店で提供されたものに限られることや、1人からは、鶏肉による感染が多いカンピロバクターが検出されたことなどから、保健所は食中毒と断定し、この店を26日から3日間の営業停止処分としました。

県内でことし発生した食中毒は、今回を含めて4件、51人となり、県生活衛生課は「暑さが本格化していない中、去年を上回るペースで食中毒が発生している。夏場は食材も傷みやすいため、肉や魚を調理する際は中心部までしっかり火を通すよう注意してほしい」としています。