“太陽の光で観音様” 小豆島の寺で「夏至観音」
小豆島の寺で岩肌に当たる太陽の光が観音様のように見える「夏至観音」がことしも現れ、地元の人などが参拝に訪れています。
小豆島町坂手にある「洞雲山」という寺では、夏至の前後の時期に、境内の岩の隙間を通って岩肌に当たる太陽の光が、しゃくじょうを持つ観音様のように見えることから「夏至観音」として親しまれています。
この日は、境内に10人ほどの参拝者が訪れ、住職がお経を唱えるなか観音様の姿が現れると、手を合わせたり写真におさめたりしていました。
訪れた人たちは「感動しました」とか「すばらしかったです」それに「曇ると見られないので不安でしたが、晴れてよかったです」などと話していました。
寺の住職によりますと、太陽の高さによって形が変わるため、高さ3メートルほどの観音様を見ることができるのは、天気がよい日の午後3時ごろで時間も5分ほどに限られるということです。
「夏至観音」は来月10日ごろまで天気がよい日に見ることができるということです。