県立図書館でお弁当をテーマした本を展示 「食育」に理解を

健全な食生活を育む「食育」を中学生や高校生に理解してもらおうと、県立図書館では学校生活に身近な「お弁当」をテーマにした本を集めた展示が行われています。

県立図書館では、食育への理解を深めてもらおうと6月の「食育月間」にあわせて毎年、食に関する本を紹介していて、ことしは、「お弁当」をテーマにしたおよそ50冊の本が専用のコーナーに並べられています。

このうち、部活動に取り組む生徒に向けたレシピ本では、スポーツ栄養士が監修した強いからだづくりに必要な栄養やカロリーを考えたお弁当のメニューなどが紹介されています。

また、子どもたちがお弁当作りを体験する「お弁当の日」を全国の学校に広める活動を行ってきた竹下和男さんの本では、竹下さんが綾川町の小学校で校長を務めていた当時、「お弁当の日」の活動に初めて取り組んだ際の子どもたちの様子などが小説として描かれています。

県立図書館の宮川萌さんは、「中高生にとってはお弁当が身近だと思うので、本を読むことで実際にお弁当を作って食べたり自分が食べるものについて考えたりするきっかけになれば」と話していました。

お弁当の本のコーナーは、県立図書館で7月9日まで設けられています。