マイナンバーカードめぐるトラブル 坂出市では去年2件

マイナンバーカードをめぐるトラブルが各地で相次ぐ中、坂出市は去年、マイナンバーカードを使った税証明の交付で誤った住所が記載されていた事案と、マイナンバーカードの取得などで付与されるマイナポイントが誤って付与されなかった事案の、2件のトラブルがあったことを明らかにしました。

坂出市によりますと、去年8月、市民がマイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで税証明の交付サービスを利用したところ、発行された税証明に転居前の古い住所が記載されていたということです。

本人からの連絡を受けて調査した結果、システムの不具合によるものであることがわかり、その後、対象者に謝罪して正しい住所が記載された税証明を交付し、再発防止のため、システムを改修したということです。

また、去年10月には、市役所の支援窓口で申し込んだマイナポイントが、付与されていないという事案がありました。

市の職員らが調べたところ、申し込みを手助けする支援員がデータを代理で入力した際に、ポイントを受け取る決済サービスのデータを誤って入力していたことが原因だったということです。

坂出市は、申込支援マニュアルを確認し、窓口では原則として、利用者本人に入力してもらうことなどを徹底したということです。