まるがめ婆娑羅まつり 終了決まる 花火大会は会場変更し開催

丸亀市の夏を彩る「まるがめ婆娑羅まつり」は新型コロナ感染拡大前の4年前に開催されたのを最後にそのまま終了することが決まり、ことしの夏からは、会場を変更して花火大会が行われることになりました。

「まるがめ婆娑羅まつり」は商工会議所と市が連携して、平成12年から開催してきた恒例の夏祭りで、路上でのダンスパフォーマンスや花火大会が行われ、令和元年度は2日間であわせて17万人が訪れました。

しかし、市によりますと、踊り手の熱中症や花火の燃えかすの落下、それに交通渋滞などさまざまな問題が発生していました。

まつりは新型コロナの感染拡大の影響で去年まで3年連続して中止され、その間に対応策を検討してきましたが、このほど終了することが正式に決まりました。

ことしからは市が単独で花火大会を開催することになり、ことしは8月26日に会場をレオマリゾートに変更して行われることになりました。

当日は、来場者を分散させるため、午後2時から市民の入場を無料にするほか、午後8時から花火3226発の打ち上げやオーロラショーなどが行われ、会場とその周辺におよそ5000台分の駐車場を確保したということです。

一方、路上でのダンスパフォーマンスは、5月に開かれている「丸亀お城まつり」の踊りに統合する形で実施するということです。

丸亀市は「来場者の安全を確保したうえで、新しいかたちでまちのにぎわいづくりに取り組んでいきたい」としています。