瀬戸大橋を通る列車を間近に 鉄道ファンが特別運行列車を撮影

瀬戸大橋を通る列車を間近で撮影することができるツアーが開かれ、参加した鉄道ファンたちはこの日のために特別に運行された「2000系」の列車の姿などをカメラに収めていました。

このツアーは、瀬戸大橋が開通してからことしで35年となったことを記念してJR四国と本州四国連絡高速道路が企画したもので、27日午前のツアーには、県内外から19人が参加しました。

参加者はまず、エレベーターを使って、高いところで海面から65メートル余りのところに位置する線路横の通路に進みました。

参加者のお目当ては、今回のツアーにあわせて特別に運行される「2000系」の列車です。

おととしのダイヤ改正で瀬戸大橋線では使われなくなりましたが「リバイバル南風号」として特別に運行され、銀色の車体に青いラインが特徴的な「2000系」が間近を通過すると、参加者は一斉にシャッターを切り、ふだんは見ることができない特別な1枚をカメラに収めていました。

埼玉県から訪れた50代の男性は「ふだんは入れないところで撮影ができて楽しかったです。コロナ禍で鉄道業界は厳しいと思うのですが、こういう人を集める催しを開いていただいて、また参加したいです」と話していました。