丸亀市の身体障害者でつくる団体の防災部会 正式に承認

丸亀市の身体障害者でつくる団体の総会が開かれて防災部会の立ち上げが正式に承認され、南海トラフ巨大地震や豪雨災害などに備えて、障害者の避難や防災に対する意識の向上に取り組んでいくことになりました。

丸亀市の保健福祉センターで開かれた「丸亀市身体障害者福祉連合協会」の総会には、およそ40人が出席し、防災部会の立ち上げが正式に承認されました。

そして、防災部会の部会長に選ばれた西山忠明さんが「南海トラフ巨大地震が懸念される今だからこそ、さまざまな障害がある人がどう対策をとるのか、いっしょに勉強していきたい」とあいさつしました。

続いて「災害弱者安心ネットワーク高松」の武田佳子代表が講演し、障害者の防災に関するアンケート結果を紹介しながら、「日頃からの地域とのつながりが大切で、“助けて”と声を出すことが命を守ることにつながります」と訴えました。

防災部会では、今後勉強会を重ね、障害者の避難や防災に対する意識を高めていきたいとしています。

来賓として出席した丸亀市の松永恭二市長は「行政としても災害時に障害者をどう手助けしてくかについてよりいっそう取り組んでいきたい」と話していました。

また、丸亀市身体障害者福祉連合協会の糸川恭一会長は「いざ地震が起きたときに1人でも2人でも多くの仲間が助かったらと防災部会を立ち上げた。改めて日頃から地域の活動を大切にしていきたいと思った」と話していました。