高松空港の利用回復を 全日空と日本航空が7月に共同イベント

新型コロナで利用客が減少した高松空港を発着する航空機の利用回復につなげようと、全日空と日本航空が7月に共同でイベントを開催することになりました。
いわばライバル関係ともいえる両社がタッグを組むのは全国的にもみても珍しいということです。

全日空と日本航空は、高松空港を発着する羽田便をそれぞれ6往復から7往復ずつ運航していますが、両社の羽田便の昨年度の利用客数は、新型コロナの影響でいずれもコロナ前にあたる2019年度の70%台にとどまっています。

このため、利用客の回復につなげようと、ことし7月に、両社が共同で高松空港でイベントを開くことになりました。

イベントは日本航空の羽田便の就航60年と全日空の那覇便の就航30年の節目にあわせて企画するもので、両社の役員がそろって出席してセレモニーが行われるほか、乗客にはどちらの会社の便に乗っても同じ記念品が配付されます。

また、ふだんは入ることができない滑走路周辺のバスツアーなども予定されています。

いわばライバル関係ともいえる両社が共同でイベントを開くのは全国的にもみても珍しいということです。

高松空港では、これとは別にコロナ後の旅行マインドの回復に向けたキャンペーンなども計画されていて、利用客の回復につなげたいとしています。