観音寺市内の子ども食堂が活動紹介するイベント

子どもたちに食事や居場所を提供する「子ども食堂」の活動に対する理解を深めてもらおうという催しが14日、観音寺市で開かれました。

この催しは、市内にある5か所の子ども食堂が先月立ち上げた「観音寺市子ども食堂ネットワーク」という団体が初めて開いたもので、家族連れなどおよそ2000人が参加しました。

催しでは、食を通じて活動への理解を深めてもらおうと、高校生が考案したメニューなどをもとに、子ども食堂のボランティアが地元食材を使って作ったお弁当500食あまりが子どもたちに無料で配布されました。

お弁当の中には、食物アレルギーの子どもたちも安心して食べられるよう、卵や小麦を使わないメニューのものもあり、催しに訪れた子どもたちはお弁当を受け取ったあと、おいしそうに食べていました。

会場には、このほか、子ども食堂の活動を紹介する展示コーナーのほか、お手玉や魚釣りなどといった遊びができるコーナーも設けられ、子どもたちが元気に体を動かしていました。

「観音寺市子ども食堂ネットワーク」代表の大喜多惠子さんは「子ども食堂のことを知ってはいても、なかなか一歩を踏み出せない人もいると思うので、こうした企画を通じて、誰が来ても大丈夫で、食べて遊べるということを知ってもらいたい」と話していました。