アレルギーの人もOK 小麦粉不使用の新たなうどん開発へ

宗教上の理由やアレルギーがある人にも讃岐うどんを楽しんでもらおうと、植物由来のだしと小麦粉を使わない麺で新たなうどんが開発されることになり、ことし12月の提供を目指すことになりました。

これは高松市にあるデザイン会社が、12日、記者会見を開いて明らかにしました。

「NO BORDER UDON(ノーボーダーウドン)」と題したプロジェクトでは、いりこに代わる植物由来のだしと小麦粉の代わりに米粉を使った「グルテンフリー」の麺で、うどん作りに挑戦するということです。

会見では、開発中のだしが提供され、トマトをベースに野菜やきのこなどのうまみを加えた、すっきりとした味わいのだしを関係者が試飲していました。

ことし12月には、高松市内に新たなうどんを提供するレストランのオープンを目指すということで、今後、クラウドファンディングで資金を募ることにしています。

村上モリロー社長は「菜食主義やアレルギーなどで世界の3分の1の人は讃岐うどんが食べられない状況なので、地域の人や観光客にも讃岐うどんを楽しんでもらい、うどんを通じた交流が生まれるようなレストランにしていきたい」と話していました。