福祉分野の合同就職説明会 学生と事業所とを引き合わせ
高齢者施設などでの人手不足が続く中、福祉の仕事を希望する学生たちと事業所とを引き合わせる、福祉分野の合同就職説明会が高松市で開かれました。
高松市のサンポートで開かれた説明会では、県内で高齢者施設などを運営する24の事業所がブースを設け、福祉関係への就職を希望する大学生や高校生などが参加しました。
事業所の採用担当者は、ブースを訪れた人たちに年間の休日の日数や給与などについて説明したり、福祉施設の見学を提案したりしました。
香川労働局によりますと、県内のハローワークが受け付けた求人数を元に算出した、ことし1月の有効求人倍率は、全体では1.54倍でしたが、介護サービスに限ると2.82倍で、福祉分野の人手不足が顕著になっています。
参加した大学院に通う女性は「児童福祉に関心があり、1か月前まではウェブで採用担当者の話を聞いていましたが、久しぶりに対面で話を聞くことができてよかったです」と話していました。
一方、事業所の採用担当者は「コロナ禍もあってハローワークからの紹介も減っていて、人材の確保に苦労しています。仕事を求める人と対面で会える機会を求めて参加しました」と話していました。