4月から「努力義務化」 自転車ヘルメット着用を啓発 高松市

来月1日から自転車に乗るすべての人についてヘルメットの着用が努力義務化されます。これを前に警察が自転車の利用者にヘルメットの着用を呼びかけました。

6日朝、高松市栗林町の道路で行われた呼びかけには、警察官およそ20人が参加し、通勤や通学などで自転車に乗っている人にビラなどを配りました。

自転車に乗る際のヘルメットの着用について、法律ではこれまで13歳未満の子どもに、保護者が着用させるよう努めなければならないとされていましたが、自転車の事故が相次いでいることから法改正され、来月1日からは年齢を問わず、自転車に乗るすべての人に着用が努力義務化されます。

警察によりますと、県内で過去5年間にヘルメットを着用せずに起きた自転車事故の死亡率は1.35%で、着用していて起きた事故の死亡率の7.5倍だったということですが、警察が去年12月に行った調査では、ヘルメットの着用率は6.2パーセントにとどまっているということです。

ヘルメットの着用は努力義務で罰則などはありませんが、高松南警察署の井手誠交通官は「ヘルメットの着用率は徐々に高まっているものの、低いと感じている。これからもヘルメットの着用促進を図っていきたい」と話していました。