豚熱の感染が県内初確認 県が養豚場に消毒徹底呼び掛け 坂出
坂出市で見つかった死んだ野生のイノシシが、ブタの伝染病CSF=豚熱に感染していることが確認されました。
県内で豚熱の感染が確認されるのは初めてで、県は養豚場に対し消毒などを徹底するよう呼び掛けています。
県によりますと、今月4日、坂出市神谷町の住宅街で野生のイノシシが死んでいるのが見つかり、県が豚熱の遺伝子検査を行ったところ陽性が確認されたことから、国で検査が行われた結果、豚熱への感染が確認されたということです。
県によりますと、県内で豚熱の感染が確認されるのは初めてだということです。
県は、感染が確認されたイノシシが見つかった場所から、半径10キロ以内を「感染確認区域」に指定し、今後、死んでいたり、猟友会が捕獲したりしたイノシシについては豚熱の検査を強化することにしています。
また県は、県内の26の養豚場に対し、出入りする車の消毒の徹底や、豚舎ごとの衣服や長靴の交換など、国の衛生管理基準で定められる対策を徹底するよう呼びかけています。