丸亀城の坂走る「福男」選手権 1位は100mを14秒69

香川県丸亀市にある丸亀城の坂道を駆け上がって、タイムを競い合い一番足の速い「福男」を決める「丸亀城福男選手権」が行われました。

この催しは、西日本豪雨で崩れた石垣の復旧が進む丸亀城を訪れるきっかけにしてもらいたいと、4年前から行われています。

ことしは小学生から大人まで男女156人が参加しました。

参加者が一斉にスタートする兵庫県の神社の「福男選び」とは違って、丸亀城では2人ずつ走ってタイムを競います。

コースは、大手門から天守に向かうおよそ10度の傾斜がある「見返り坂」のおよそ100メートルです。

中にはことしのえと、うさぎのコスチュームで参加した人もいて、沿道の声援を受けながら、大きく腕を振って全力で坂を駆け上がっていました。

香川県さぬき市に住む小学2年生の女子児童は、「最後のゴールの手前がちょっと疲れたけど勝てて嬉しかったです」と話していました。

また、高知県に住む47歳の女性は、「ことし年女になるのでうさぎのコスプレで参加しました。ことしは飛躍できるようにと願いながら全力で走り切りました」と話していました。

丸亀市観光協会によるともっとも足が速くことしの「福男」に選ばれたのは一般の部に参加した戸田富貴さん、27歳で記録は14秒69だったということです。