綾川町の病院などで34人が食中毒の症状 ノロウイルス検出

綾川町にある病院や介護老人保健施設で提供された給食を食べた男女あわせて34人が、今月2日以降、下痢やおう吐などの症状を訴え、調理済みの食材からノロウイルスが検出されたため、保健所は食中毒と断定して給食を提供した業者を8日から3日間の営業停止の処分としました。

営業停止の処分を受けたのは、岐阜県に本社がある「トーカイフーズ」です。

県によりますと、今月2日以降、いずれも綾川町にある病院や介護老人保健施設で給食を食べた入院患者や入所者あわせて77人のうち、60歳以上の男女34人が下痢やおう吐などの症状を訴えたということです。

重篤な状態の人はおらず、全員が快方に向かっているということです。

保健所によりますと、これらの施設では、今月1日の朝食で雑煮やおせち料理が出されましたが、このうち、かまぼこからノロウイルスが検出され、保健所は集団での食中毒と断定し、給食を提供した「トーカイフーズ」を8日から3日間の営業停止処分としました。