高松市内の寺で4年ぶりに新春の餅つき大会

高松市内の寺で、住民どうしの交流を深めようと、新春の餅つき大会が4年ぶりに行われました。

高松市番町の徳成寺では住民どうしの交流を深めようと平成19年から毎年、新年にあわせて餅つき大会が行われていました。

新型コロナの影響などで、ここ数年は中止が続き、ことしは、4年ぶりに開催されました。

寺の境内には、子どもから大人まで地域の住民およそ20人が集まり、石臼ときねを使ってかけ声にあわせて力強く餅をついていきました。

つきあがった餅には、あんこを入れて参加者全員で味わいました。

参加した子どもは、「餅つきは楽しかった。つきたての餅は、温かくてもちもちしていておいしかった」と話していました。

また参加した大人の男性は、「臼ときねで餅をつく機会がないので、日本の伝統文化を子どもたちに体験させることができてよかった」と話していました。

徳成寺の大山健児住職は、「伝統行事を地域のみんなで行うのは、手と手を取り合うような感じがしてよかったです。ふだんはお互いにあまり知らない人たちが、力を合わせて餅をつくような体験は、今の世の中では得がたく、これからも続けたい」と話していました。