障害者の駅施設の不便解消へ 実際に利用し改善要望 宇多津町
誰もが快適に暮らせる街づくりに向けて、宇多津町では、障害がある人たちが実際に駅の施設を利用しながら使い勝手などを調査する取り組みを進めていて、参加した人たちから、改善を望む点などが報告されました。
16日は町役場で、先月障害がある人たちがJR宇多津駅などを調査した結果が報告されました。
この中では、エレベーターについて車いすの利用者は、中が狭くて方向転換がやりにくいことや、目が不自由な人は両側に扉があって開く扉がフロアで異なる場合、判断するのが難しく、開く側の扉を音声で知らせてほしいことなどが改善点や要望として出されました。
また駅全体が薄暗く、列車の運休や遅延の情報はホーム以外の場所でも、電光掲示板などで文字化して伝えてほしいといった意見も出されました。
取り組みを行っている宇多津町の身体障害者協会は、出された意見や要望を今後JR四国に伝え、改善を求めることにしています。
調査活動に参加した電動車いすを利用している田中フミ子さんは「ふだんからエレベーターの乗り降りや段差に不便を感じるので少しでも改善につながってほしい」と話していました。