池田知事 保育の「質」確保に向けた施策検討する考え強調
保育をめぐる問題が各地で相次ぐ中、池田知事は13日の県議会の一般質問で、質の高い保育士人材の確保や、業務負担の軽減など、今後、保育の「質」の確保に向けた具体的な施策を検討していく考えを改めて強調しました。
保育をめぐっては、静岡県裾野市の保育園の元保育士3人が、園児への暴行の疑いで逮捕されたほか、富山市の認定こども園でも、園児の体を引きずるなどの暴行をしたとして、元保育士ら2人が書類送検されるなど、各地で問題が相次いでいます。
こうした中、13日の香川県議会の一般質問で池田知事は、人材バンクでの保育士の就職・復職支援や、離職を防止するための専門家の派遣などに、県として取り組んできたことを説明したうえで、「保育士の業務負担の軽減を進めるための施策について、さらに検討していく」と述べ、保育の「質」の確保に向けた具体的な施策を検討していく考えを改めて強調しました。
また池田知事は、「保護者の就労・在宅を問わず、一時保育や病児保育など、子育て家庭が必要なときに必要なサービスを届け、安心して子育てができる環境整備を進めることが必要だ」と述べ、各市町や関係機関などと連携して多様な保育ニーズに応えるための態勢の整備も進めていく考えを示しました。
池田知事は、子育て支援を重点施策に掲げていて、現在、県では、部局横断のプロジェクトチームが新たな子育て支援の方針について検討を進めています。