おむつの保護者持ち帰り廃止へ 高松市の保育所や幼稚園など

高松市は、保育所などに通う子どもが使用した紙おむつについて、保護者に持ち帰ってもらってきたこれまでの対応を来年度から取りやめることを明らかにしました。

高松市では、市立の保育所とこども園、それに幼稚園で子どもが使用した紙おむつを、子どもの健康状態の確認につながるとして、保護者に持ち帰ってもらってきました。

こうした対応について、▼保護者からは衛生面などから持ち帰らずに施設で処分することを求める声が寄せられてきたほか、▼施設側からも使用済みの紙おむつを子どもの名前ごとに仕分ける作業などが負担だという声が出ていました。

こうしたことから高松市は、市立の保育所やこども園、それに幼稚園のすべてにあたる55施設で、来年4月から使用済みの紙おむつを持ち帰らずに施設が処分することを決めました。

高松市は紙おむつを施設が処分するのに必要な費用として、705万円あまりを盛り込んだ今年度の補正予算案を12月5日に開会する市議会に提出することにしています。

使用済み紙おむつをめぐっては、保護者による持ち帰りを廃止する動きが広がっていて、丸亀市でも11月から順次、市立の保育所とこども園でおむつの持ち帰りの廃止を進めています。