多度津町で新酒の「初しぼりの儀」
酒造会社が、ことし最初の新酒を神前にささげて、酒造りの成功と安全を祈願する「初しぼりの儀」が、多度津町で行われました。
多度津町の酒造会社の工場で行われた「初しぼりの儀」には、会社の関係者などおよそ20人が出席しました。
はじめに、この秋に収穫されたばかりの酒米を使って仕込まれたしぼりたての新酒が大きな杯に注がれ、神前に供えられました。
そして出席者が玉串をささげて、来年6月まで続く酒造りの成功と安全を祈りました。
この酒造会社によりますと、ことしの夏場は高温が続いたため酒米の生育が心配されたということですが、香川県で主に生産されている酒米「オオセト」の品質に後押しされ、フルーティーな香りと旨みが特徴の酒に仕上がっているということです。
西野金陵の酒井史朗製造課長は「コロナ疲れの人も多いと思うので、お店や家庭で美味しいお酒とそれに合う料理を召し上がって少しでも楽しい時間を過ごしてもらえればうれしい」と話していました。
工場で作られた新酒は、今月26日から県内などで販売が始まるということです。