JR四国 昨年度の区間ごとの収支「全路線で赤字」

JR四国は、管内の鉄道路線について「線区」と呼ばれる区間ごとの昨年度・2021年度の収支を発表しました。
すべての路線が赤字となっていて、厳しい状況が続いていることが改めて浮き彫りになりました。

JR四国は8日に2021年度の「線区」ごとの収支を発表しました。

それによりますと管内に18ある線区すべてが赤字となったということです。

このうち、新型コロナの感染拡大前の2019年度には唯一黒字だった本州と四国を結ぶ瀬戸大橋線の児島駅から宇多津駅の間も4億3500万円の赤字で、2020年度に続いて2年連続の赤字となりました。

また、あわせて発表された100円の収入を得るために必要な費用を示す「営業係数」は、すべての線区でみると233円と、新型コロナの影響が緩和したことなどから2020年度の268円よりは採算が改善しました。

ただ、コロナ前の2019年度の155円と比べると厳しい状況が続いています。

【各線区ごとの営業係数は】
営業係数を線区ごとにみると、採算が最も悪いのは愛媛県と高知県を結ぶ予土線の北宇和島駅と若井駅の間で1761円と、2020年度より360円悪化しました。

次いで徳島県の牟岐線の阿南駅と阿波海南駅の間で、1096円でした。2020年度より89円改善しましたが、2019年度の843円よりは厳しい水準となっています。

「営業係数」を香川県内の線区でみてみると、いずれの線区も2020年度よりは改善しましたが、コロナ禍前の2019年度よりは厳しい状況が続いています。

このうち、香川県と愛媛県とを結ぶ予讃線では、高松駅と多度津駅の間の営業係数が178円、多度津駅と観音寺駅の間では177円でした。コロナ禍前の2019年度は、高松ー多度津間が122円、多度津ー観音寺間が109円でしたから、いずれも悪くなっています。

また、香川県と岡山県とを結ぶ瀬戸大橋線の宇多津駅と児島駅との間は、125円となり、2019年度の100円と比べると採算は悪くなっています。

続いて、香川県と高知県とを結ぶ土讃線です。
多度津駅と琴平駅の間が236円で、2019年度の158円より悪化しています。

また、香川県と徳島県とを結ぶ高徳線では、高松駅と引田駅の間で235円と、2019年度の158円と比べると厳しい状況です。