巨大地震の予測目指し「ひずみ計」埋設へ 掘削作業が始まる

南海トラフ巨大地震の予測を目指し、香川県のさぬき空港公園で、地盤のわずかな変化をとらえる「ひずみ計」という観測装置を設置するための掘削作業が始まりました。

国の研究機関、産業技術総合研究所は、南海トラフ巨大地震の予測を目指し、プレートの境目がゆっくり動く「スロースリップ」と呼ばれる現象を調べるため、大規模な観測網の整備を進めています。

「ひずみ計」は地盤のわずかな変化をとらえる観測装置で、高松市と香川県綾川町にまたがるさぬき空港公園内で、ひずみ計を埋設するための掘削作業が始まりました。

空港公園では深さの違う3つの穴を掘って、ひずみ計や地震計などを設置する予定で、ひずみ計は深さ600メートルほどまで掘り進めて、設置されることになっています。

工事が順調に進めば、来年2月から3月ごろにひずみ計が埋設される予定で、全国では、18か所目となります。

産業技術総合研究所の板場智史主任研究員は「四国の中部から東部における『スロースリップ』をより詳しく知ることができるようになると思う。なるべく長くデータを蓄積して、まず平常時にどういったことが起こっているかを詳しく把握し、将来的な巨大地震の予測につなげていきたい」と話しています。