10月1日からの最低賃金引き上げをJR高松駅前でPR

香川県の最低賃金があす10月1日から30円引き上げられ、時給878円になることを知ってもらおうと、香川労働局の職員らがJR高松駅前でPR活動を行いました。

最低賃金は企業が労働者に最低限支払わなければならない
賃金で、都道府県ごとに定期的に改定が行われています。

県内の最低賃金は、10月1日から30円引き上げられて時給878円となります。

JR高松駅前では30日、香川労働局の職員などおよそ20人が、通勤や通学で駅を利用する人たちに「最低賃金が上がります」と声をかけながら、今回の改定内容を知らせるチラシが入ったティッシュを配りました。

今回の引き上げ額は、物価の上昇率が大きいことを重視して、最低賃金が時給で示されるようになった2002年度以降で最も大きくなっています。

香川労働局の松瀬貴裕局長は「今回の改定は引き上げ率、額ともに過去最大ということで非常に関心が高くなっている。国としては賃金の引き上げに取り組む経営者の方々に対し助成金という措置で支援をしていくので、国の支援制度を十分に活用してしっかりと賃金を引き上げたうえで労働者の待遇改善を図ってほしい」と話していました。