園児らが手袋型啓発グッズ身につけ交通安全学ぶ
幼い子どもたちを対象にした交通安全教室が高松市の保育所で開かれ、子どもたちは、手袋型の啓発グッズを身につけた保育士とともに横断歩道を渡りました。
「高松市立瀬戸内保育所」で開かれた交通安全教室には、来年、小学校への入学を控えた子どもたち15人が参加しました。
教室は保育所の庭で行われ、はじめに警察官が、横断歩道の信号機が青でもしっかり手を挙げて左右を確認することなどを呼びかけました。
その後、近くにある横断歩道に移動し、子どもたちは、ドライバーからよく見える黄色の手袋型の啓発グッズを身につけた保育士と一緒に、手をあげて渡っていました。
県警察本部によりますと、去年までの10年間に、歩行中の事故でけがをしたり、亡くなったりした小学生は534人にのぼり、このうち、小学1年生が156人と学年別で最も多いということです。
瀬戸内保育所の向井祐子所長は「安全に、安心して保育所近くで散歩を楽しむために啓発グッズを活用したい。子どもたちには具体的な体験を通して交通安全を伝えたい」と話していました。