高松市で戦没者追悼式

太平洋戦争などで犠牲になった人を悼む県主催の戦没者追悼式が2日に高松市で行われ、遺族などが戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に語り継ぐ決意を新たにしました。

高松市の県庁ホールで開かれた県主催の戦没者追悼式には、太平洋戦争の戦地や高松空襲などで犠牲となった人の遺族などおよそ40人が参列し、はじめに全員で黙とうをささげました。

式典では県遺族連合会の増田榮作会長が「私たち遺族の責務は、戦争の悲惨さと平和の尊さを戦争を知らない世代に継承し風化させないことです。悲しい歴史を2度と繰り返さないことを固く誓います」と述べました。

そして、遺族ひとりひとりが献花台に白い菊の花を手向けて、戦争で犠牲になった人たちを悼みました。

県によりますと、香川県関係の戦没者は、ことし4月1日の時点で前の年度より20人増え、3万7843人だということです。

太平洋戦争で兄2人を亡くした高松市の石井雪雄さん(90)は「戦争で亡くなった人たちに対し安らかに休んでほしいという思いで花を手向けた。戦争のない世の中であるために戦争の悲惨さなどを後世に伝えていきたい」と話していました。