豊島の地下水 今の対策一定期間停止し汚染の状況監視へ

産業廃棄物が大量に不法投棄された豊島の汚染された地下水をめぐり30日、関係する会議が開かれ、「現状では、地下水が自然に浄化していくかどうかを判断できない」という指摘が出され、今の対策を一定期間止めたうえで、改めて汚染の状況を監視することになりました。

土庄町の豊島では局所的な地下水の汚染か所があって今も対策が続けられていますが、対策をやめても海への排水基準を満たすうえ、今後自然に浄化していくことが見込まれれば、10月に予定されている処分地の整地作業の開始までに対策を終える方向で調整が進められていました。

30日の会議で県は、ことし3月から5月にかけて対策を1か月から2か月程度止めたところ、海への排水基準を下回った状態が続いたことなどから、対策を終了するための要件を満たし自然に浄化していくことが見込まれると考えられるという認識を示しました。

これに対し専門家からは、「対策を止めたあとに対策を再開しているので、自然に浄化するかどうかを現時点で判断することはできない」といった指摘が出され、対策を一定期間止めたうえで、改めて地下水の汚染の状況を監視することになりました。

一方、住民側からは、ことし10月に処分地の整地が始まるとされていることを踏まえ、「対策を止めるのではなく、少しでも浄化を進めるために現在の対策は続けるべきではないか」といった意見が出されたのに対し、専門家の1人は「整地のあとに浄化対策をやらなければならないかは、検討しなければならない」と述べました。