高松市長「感染の拡大 衰える兆しが見えない」危機感示す

高松市の大西市長は臨時の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者数が急増していることについて、「感染の拡大は衰える兆しが見えない」と危機感を示したうえで、保健所の人員を増強するなどして、態勢の強化を図る方針を明らかにしました。

この中で大西市長は、県内の感染者数が2日続けて1000人を超えるなど急増していることについて、「第7波と言われる感染の拡大は衰える兆しが見えない」と述べ、危機感を示しました。

そのうえで、感染者数の急増に対応するため、保健所の態勢を強化するとして、派遣会社を通じて人材を確保したり、本庁からの応援職員を配置するなどして、対応できる人を20人から30人ほど増やす方向で調整していることを明らかにしました。

また、感染者の健康状態の把握などを優先的に行う必要があるとして、行動歴の聞き取りを取りやめるなど、疫学調査を簡素化しているということです。

一方、大西市長は、感染者数を予測することは専門家でも難しいとしながらも、「ある程度の中期的な見通しや、『こうなった場合はこうした対策を取る』ということなどについて、国にもう少し明確に示してもらえれば、現場を預かる者としては少しはやりやすくなる」と述べ、国に対して今後の見通しなどを示すよう求めました。

また、22日の記者会見では、ワクチンの集団接種と、高齢者施設などでの抗原検査を行う計画も明らかにされました。

このうち、ワクチンの集団接種は、来月6日から14日までの間の土曜日と日曜日にかぎり、市立みんなの病院で行うことにしています。

政府が、4回目の接種の対象者を拡大することを正式に決定すれば、一部を除き、3回目の対象者だけでなく4回目の対象者にも接種するということです。

高松市は、「3回目以降の接種でも重症化予防の効果は示されている」として、特に若者などに積極的な接種を呼びかけています。

また、抗原検査は、市内にある高齢者施設や保育施設の職員などおよそ1万2500人が対象で、来月5日から2週間の間、週2回行うとしています。