早明浦ダムの貯水率低下で県が渇水対策本部設置 減圧給水も

早明浦ダムの貯水率が低下し、2日から第三次取水制限が行われるのを前に、香川県は1日に渇水対策本部を開き、県内にある調整池や試験的に貯めているダムの水も活用して、県民生活への影響を最小限にとどめていく方針を決めました。

香川県や徳島県の主な水源となっている早明浦ダムの貯水率は、1日午前0時時点で32.8%と、平年と比べて55ポイントほど低く、貯水率が30%を下回る見通しとなったことからあす午前9時から香川県向けの水の供給量を50%削減する第三次取水制限が始まります。

第三次取水制限が行われるのは9年ぶりで、前回・平成25年のときは、一般家庭で水道の出が悪くなるなどの影響が出ました。

制限が始まるのを前に香川県は1日、渇水対策本部会議を開き、◇三豊市にある調整池の「宝山湖」から取水を始めるほか◇去年、高松市に完成し、試験的に水を貯めている椛川ダムの水も活用して追加の削減分を補うことを正式に決めました。

また、県内では一般家庭への給水を減圧して行うことになり、◇高松市の一部の地域では減圧率が18.5%に引き上げられるほか、◇丸亀市と三豊市、坂出市、それに宇多津町のそれぞれ一部の地域でも5%から10%減圧するということです。

県広域水道企業団によりますと、15%以上の減圧給水となった場合に、一般家庭で水道の出が悪いと感じることもあるとしていますが、県は調整池などからの取水で追加の削減分をおおむね補填できる見通しだとしていて、県民生活にただちに大きな影響はないとしています。

【知事「異例の事態だ」】
第三次取水制限が始まることについて香川県の浜田知事は「7月に入ったばかりでの第三次取水制限は異例の事態だ。自己水源を活用することで県民生活や産業活動にただちに大きな影響は出ないと考えているが、油断できない状況で県民には一層の節水に協力をいただきたい」と述べました。

そのうえで浜田知事は、新型コロナウイルス対策のための手洗いは、水道の水で十分に行うよう呼びかけました。