高松港で船の安全点検 出航基準を調査 四国運輸局

観光客が増える夏を前に、四国運輸局が高松港で旅客船やフェリーの安全点検を行い、出航の判断基準が実際に守られているかなどを確認しました。

北海道の知床半島沖で起きた観光船の沈没事故では、運航会社が天候が荒れる可能性があると認識しながら出航を決めるなど安全管理体制の問題が指摘され、海上保安庁が調べています。

こうした中、高松港では四国運輸局が毎年、この時期に行う旅客船などの安全点検が行われ、このうち小豆島の土庄港行きのフェリーには職員ら5人が乗り込みました。

点検では船長に話を聞きながら、風速や波の高さなど、出航を判断する際の基準を順守しているかについて重点的に調べたほか、船舶の検査証書がそろっているかも確認しました。

また、職員たちが船内を回りながら非常用の救命浮き輪が正しく設置されているかや、座席近くの棚に収納された救命胴衣が傷んでいないかなどを1つ1つ確認していました。

点検を受けた小豆島フェリーの堀本隆文取締役営業部長は「乗客に安心して瀬戸内海を楽しんでもらうためにも、毎日出航前に行う点検基準の確認を徹底して、安全に運航していきたい」と話していました。

四国運輸局の植村忠之海上安全環境部長は「事故があったから点検や注意喚起を行うのではなく、ふだんからしつこいほど定期的に安全を守るようメッセージを発し続けていきたい」と話していました。