川勝前知事と県議会議員 去年1年間の所得公開

静岡県の川勝前知事と県議会議員の去年1年間の所得が公開され、知事は1800万円余り、県議会議員の平均は2200万円余りでした。

静岡県の知事と県議会議員の所得の公開は、県の条例に基づき、毎年、行われています。
それによりますと、ことし5月に退任した川勝前知事の去年1年間の所得は、知事職などの給与所得が1562万円、年金などの雑所得が256万円で、あわせて1817万円でした。
所得は、2021年のいわゆるコシヒカリ発言で辞職勧告を受けた際の「自らのペナルティー」とした返上のための減額の条例が可決されて、去年12月のボーナスなどが支給されなかったため、前の年に比べて440万円余り減りました。
また、県議会議員の所得は、去年1年間を通じて議員を務めた53人が公開の対象で、1人あたりの平均は2247万円でした。
最も所得が多かったのは、浜松市中央区選出の鈴木利幸議員で2億2229万円、次いで、焼津市選出の良知淳行議員で8071万円、三島市選出の伊丹雅治氏で7598万円でした。
知事の所得の報告書は県庁東館2階の県民サービスセンターで、県議会議員の所得の報告書は県庁本館3階の議会事務局総務課で7月1日から公開されています。