児童が保護した子猫の譲渡会 袋井市の小学校

袋井市の小学校で児童が保護した子猫を新たな飼い主に引き取ってもらう譲渡会が行われました。

市立袋井北小学校では5月、6年生の女子児童が体育館の倉庫で鳴いている3匹の子猫を見つけて保護しました。
3匹はいずれも黒い毛並みの生後1か月程度のオスです。
児童たちは「小さな命を守りたい」という思いから新たな飼い主を探し、きのう(28日)学校で行われた譲渡会では同級生の保護者など3つの家族に1匹ずつ引き渡されました。
これまでのえさ代や病院での検査代などは全校児童が募金活動をしてまかなったということで、保護されたときには体長15センチほどだった子猫たちは、30センチほどに育ったということです。
新しい飼い主たちは、さっそく子猫たちと楽しそうに触れ合っていました。
子猫を飼うことになった児童と母親は、「目がきれいでとてもかわいいです」とか「保護した子どもたちの思いを受け止めて大切に育てていきます」などと話していました。
子猫を見つけた児童は「見つけたときは少しおびえているような声で鳴いていました。幸せになれるよう愛情深く育ててくれるとうれしいです」と話していました。