災害・山岳遭難など対応 県警本部 新型ヘリの運航開始式

災害や山岳遭難などに対応する県警察本部の新しいヘリコプターが導入され、11日に運航開始式が行われました。

このヘリコプターは、県警察本部に配備されている2機のうち1機が耐用年数を迎えたことから新たに導入されたもので、名前は、旧型から引き継いで「ふじ2号」となりました。
11日は焼津市の県警察航空隊基地で運行開始式が行われ、県警察本部の津田隆好本部長が「航空隊には空から県民の安心と安全を確保することが求められている」と訓示しました。
新しい「ふじ2号」は、14人乗りの中型のヘリコプターで、大規模な災害の発生時には救助隊員や物資の輸送に活用される予定です。
また、以前の機体と比べてエンジンの馬力が2倍以上あるため、山岳遭難の際に現場に到着する時間が短縮され、より迅速に救助にあたることができるということです。
式の最後には記念の飛行が行われ、全長16.7メートルの機体がヘリポートから飛び立ちました。
県警察本部航空隊の藤井弥市隊長は、「新しい機体はこれまでよりも高性能になり、機体も大きくなっている。災害時に陸路が寸断された地域などへの隊員の搬送や物資の輸送に効果を発揮できると思う」と話していました。