”富士山撮影スポット”駐車場など整備 誘導員も配置 富士市

富士山の撮影スポットとして多くの外国人観光客が訪れている富士市の国道の橋で、市はマナーを守ってもらうため、駐車場や仮設トイレを新たに整備するとともに、3日から、誘導員2人を配置しました。

対策が行われたのは、富士山に登っているかのように見える階段がSNSで話題となった、富士市の国道「富士山夢の大橋」です。
市によりますと、多い日には1日300人ほどの観光客が訪れ、道路の横断や迷惑駐車、それにごみの放置などが問題となっています。
このため市は、5月下旬から本格的な対策に乗り出し、橋の下に17台分の駐車場と駐輪場、それに仮設トイレを整備しました。
3日からは、観光客が集まる階段の下や駐車場に誘導員2人を配置し、マナーを守るよう呼びかけています。
また、国道を管理する国道事務所は、道路の中央分離帯に立ち入らないよう、400メートルあまりにわたって臨時の柵を設置し、今後、高さ1.8メートルのフェンスを設ける予定だということです。
富士市交流観光課の松村岳典課長は「この場所だけに観光客を集中させず、富士市内の回遊を求めたいと考えています。観光客の皆さんには、マナーを守って楽しんでいただければと思います」と話していました。