パラサーフィン国際大会始まる 国内外トップ選手48人が参加

手や足などに障害のある国内外の選手たちが出場するパラサーフィンの国際大会が、牧之原市にある大型サーフィンプールで始まりました。

この大会は、パラサーフィンの魅力を知ってもらおうと牧之原市にある大型サーフィンプール「静波サーフスタジアム」でおととしから開かれていて、ことしは手や足などに障害のある国内外のトップ選手48人が参加しました。
25日は予選が行われ義足などを使って立ったり座ったりしてボードに乗るクラスや腹ばいで乗るクラスなど障害に応じた9つのクラスごとに競技が行われました。
このうち膝立ちでボードに乗る「ニール」のクラスには、世界王者でオーストラリアのマーク・モノ・スチュワート選手(62)が出場しました。
右足の太ももから下を失っているスチュワート選手は、波の上で踊るような華麗なテクニックを披露して訪れた観客を魅了していました。
大会はあすも行われ、予選を勝ち抜いた選手たちによる準決勝と決勝が行われます。
神奈川県から参加した両足に障害のある60歳の男性は、「勝ち負けよりもみんなで和気あいあいと楽しむのが目的です。多くの人に参加してもらいたいです」と話していました。
大会実行委員会の松下貢汰代表は、「全員が笑顔になれる大会を目指しています。これからもパラサーフィン人口を増やしていきたい」と話していました