被災者支援の団体交流会 ボランティア活動のあり方意見交わす

災害時に被災者支援に取り組む市民団体などの交流会が富士市で開かれ、能登半島地震の経験を踏まえて、ボランティア活動のあり方について意見を交わしました。

この交流会は、富士市の市民活動センターが市や社会福祉協議会と開いたもので、防災や福祉などをテーマに活動する市民団体や個人など、約50人が参加しました。
この中で、能登半島地震を受けて石川県輪島市で窓や壁が壊れた住宅の応急処置にあたったNPO法人の男性が活動を報告し、「現地では専門業者が不足していたので、ブルーシートを張るスキルをふだんから磨くことができる取り組みがあるとよいと思った」などと説明しました。
続いて、グループごとに分かれて、災害時のボランティア活動について意見交換を行いました。
参加者の1人は、能登半島地震の被災地では断水の影響でトイレの利用が制限されたことを踏まえ、「ボランティアのトイレも事前に備える必要があるのではないか」などと意見を出していました。
参加した小学校教諭の男性は「自分が持っていないスキルを持つ人がたくさんいたので、いざというときに頼れる仕組みをつくることができればと思いました」と話していました。