静岡空港昨年度利用者コロナ禍後初50万人超 前年度45%増

昨年度の静岡空港の利用者は51万2000人余りで、前の年度から45%余り増え、コロナ禍後で初めて50万人を超えました。
国際線の就航が相次いで再開していることが要因となっています。

県によりますと、昨年度の静岡空港の利用者は51万2811人で、前の年度より16万人余り、率にして45.6%増えました。
静岡空港の年間の利用者が50万人を超えるのは、コロナ禍前の2019年度以来4年ぶりです。
このうち、国内線は40万5816人で、札幌や沖縄方面を中心に観光需要が増えたことから、前の年度より16.1%増えました。
国際線は10万6995人で、ほとんど就航がなかった前の年度の2485人より10万人以上多い大幅な回復となりました。
これは、去年2月にソウル線、9月には上海線が運航を再開し、特にソウル線はコロナ禍前を上回る月があるなど、利用が伸びたことが要因となっています。
ただ、コロナ禍前の2019年度と比べると、全体の利用者は7割程度にとどまっていて、県では、静岡空港がことし開港15周年を迎えることから、平日の利用者にキャッシュバックが受けられるキャンペーンを行うなどして利用促進を目指しています。
県空港振興課の小野一課長は「若い世代の皆様にあらためて利用を促していきたい」と話していました。