県警察本部がバスなど第2種免許の学科試験に英語版を導入

運転手不足に悩む自動車運送業界への外国人労働者の受け入れ環境を整備するため、静岡県警察本部は、バスやタクシーの運転に必要な第2種免許の学科試験に英語版を導入しました。

政府は、人手不足の分野で外国人労働者を受け入れている「特定技能」について、バスやタクシーなどの自動車運送業の分野を新たに追加することを決めました。
これを受けて県警察本部は、これまで日本語のみだったバスやタクシーの運転に必要な第2種免許の学科試験に、4月30日、英語版を導入しました。
外国人労働者の受け入れ環境を整備する狙いで、英語版の学科試験は、県内3つの運転免許センターで実施し、平日の午前8時半から午前9時10分まで受け付けているということです。
県警察本部運転免許課の朝日一秀次席は「学科試験に英語を導入したことで、外国人の方も受験しやすくなると思う。今後、ベトナム語や中国語などのほかの外国語の導入も検討したい」と話していました。